製品情報

SPC266xx

アナログフロントエンドIC

<主な仕様>

項目仕様
電源電圧1.1V ~ 1.3V, 1.2V Typ
SPI I/F電圧1.7V ~ 2.7V
動作温度0℃~ 70℃
消費電力300μW @256 Sps, 1ch, 1.2V

<製品概要>

SPC266xxは、ECG(心電図)やEEG(脳波)などの生体センサーアプリケーションに最適化された高精度アナログフロントエンド(AFE)です。2チャンネルの低ノイズアンプと12ビットADCを搭載し、微小な生体信号を高精度にデジタル化することで、安定した計測を実現します。その他センサ機器のAFEやミリ波レーダー機器のIQベースバンド用ICとしても活用可能です。 SPC266xxは、レギュレータ―や参照電圧生成回路、32MHz水晶発振回路を内蔵しており、部品点数の削減による小型化・低コスト化が可能です。
また、低消費電力設計によりバッテリー駆動のウェアラブルセンサやポータブル機器の開発を容易にし、長時間駆動を可能にします。
<製品特長>
低消費電力設計(1ch動作時300 µW @256 Sps)でバッテリー駆動機器に最適
2チャネル入力に対応し、I/Q信号や多チャネル測定が可能
広範なサンプリングレートに対応(128Sps~250 kSps)
高入力インピーダンスLNA(>300MΩ)により外部回路の影響を最小化
選択可能なADCフルスケール電圧(0.25 / 0.5 / 0.75 / 1.0 V)
レギュレータ及び参照電圧生成回路を内蔵
32MHz水晶発振回路を内蔵し、外部部品にクロックを供給可能
デシメーションフィルタによる低ノイズ出力(ADCコード平均化機能)
電極抵抗測定用12ビットDACを内蔵し、リードオフ検出にも対応可能
高速SPIインターフェース(マスター/スレーブ両対応)で柔軟なデータ転送
小型24ピンWQFNパッケージ(4.0 × 4.0 × 0.8 mm)で機器の小型化に貢献
<応用例>
– ウェアラブル生体センサ(ECG、EEG)
– ポータブル医療機器
– センサ計測機器
– ミリ波レーダー機器(IQベースバンド処理)
<お問い合わせ>
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